こんにちは!
「わからないなりに真剣!」がモットーのパンダです!(●ω●*)
今回は、メモリ業界の注目株【キオクシアホールディングス(285A)】さんの2026年3月期 第2四半期決算をチェックしてみたよ〜!
① キオクシアってどんな会社?(●ω●*)
キオクシアは、NAND型フラッシュメモリを中心に事業展開している半導体メーカー!
パソコン、スマートフォン、データセンターなど、「情報を記録するメモリ」を世界中に供給しているんだ。
かつては東芝メモリとして知られていたけど、現在は独立して世界3位のシェアを誇るメモリ企業になってるよ!
製品カテゴリーは大きく3つ
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SSD & ストレージ:データセンターやPC向け
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スマートデバイス:スマホや車載向け
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その他:SDカードやUSBメモリなどのリテール製品
(●ω●*)パンダの印象:「AIやデータ時代の“記録の要”を担う存在!」
② 最新決算レビュー(2026年3月期 第2四半期)
発表日:2025年11月13日
| 指標 | 実績 | 前年同期比 | パンダのひとこと |
|---|---|---|---|
| 売上収益 | 7,911億円 | ▲13.0% | 価格下落と円高の影響で減収… |
| 営業利益 | 1,308億円 | ▲55.2% | 減益だが黒字は維持! |
| 税引前利益 | 840億円 | ▲66.3% | 利益率は厳しい… |
| 中間純利益 | 589億円 | ▲66.5% | 前年の約3分の1に減少 |
| EPS | 109.26円 | ▲230.8円 | 利益減を反映 |
| 自己資本比率 | 27.5% | +2.2pt | 資本増強で改善! |
(●ω●*)パンダの感想:「市況悪化でも黒字キープ。底力を感じるね!」
③ パンダの注目ポイント(●ω●*)
✅ AI社会の“頭脳の記録役”!キオクシアはデータ時代の根幹インフラ企業!
キオクシアは単なる半導体メーカーじゃなく、「情報を記録する」というデジタル社会の根幹を支える存在。
AI、クラウド、スマホ、車載、どれも“記憶装置=メモリ”なしでは動かないんだよ!
しかも、NAND型フラッシュメモリの世界シェア3位(サムスン、SK hynixに次ぐ)。
世界のIT巨人(Apple、Google、Amazonなど)とも直接取引があるグローバル企業なんだ!
(●ω●*)「つまり、“データ時代の電気・水道”みたいな存在なんだね!」
✅ “垂直統合+共同製造”のハイブリッド型ビジネスモデルが強い!
キオクシアの特徴は、「製造一体型」×「共同出資モデル」のハイブリッド経営!
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自社で開発~製造まで手掛ける垂直統合モデル(SPA的)
→ 東芝時代から培った超微細プロセス技術を継承。
→ 他社には真似できない高品質・高耐久メモリを安定供給! -
米Western Digitalとの共同出資工場(四日市・岩手)
→ 巨額投資を“シェア”することでコスト競争力を確保。
→ 同時に、生産効率と技術スピードを維持!
この構造により、投資負担を抑えつつ最先端技術を維持できるのがキオクシアの最大の強み。
→ 他社比較で言うと…
- サムスン:垂直統合型(完全自社)=巨額投資リスク高
- SK hynix:スマホ偏重で景気変動に弱い
- マイクロン:データセンター特化でリスク集中
➡ キオクシアはその中間で、安定×効率のバランス型なんだ!
(●ω●*)「まるで“半導体界の三菱商事”!分散投資で安定感を出してるね!」
✅ AI・データセンター特需で“第3の波”に乗る!
今、世界のメモリ業界では“AIブーム”が新しい波を作ってるよ!
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AI学習用サーバー(GPU搭載マシン)は超高速SSDが必須
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ChatGPTや生成AIの普及でストレージ需要が爆発的に増加
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スマホでもAI搭載モデルが主流化し、搭載メモリ容量が増加中
つまり、「AIが広まるほどキオクシアの出番が増える」構造!
(●ω●´)「AI時代の“見えない主役”がメモリなんだ!」
✅ 技術力:第8世代3D NANDで世界最先端クラス!
キオクシアは第8世代BiCS FLASH™(218層)を量産中。
これが何かというと…「より多くの情報を小さなチップに詰め込む」技術!
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記憶密度が高い=1枚のウエハーでより多くのメモリを生産可能
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省電力・高性能でAI・サーバー用途に最適
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将来的にはQLC(4bit/Cell)型にも対応予定!
→ 技術的にはサムスンやマイクロンと並ぶ“世界3強”の1社なんだ!
✅ 国内製造・円高耐性・補助金活用でリスク分散!
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国内生産(四日市・岩手)=地政学リスクが低い!
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経産省の半導体支援(政府補助金33億円超)で競争力強化
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為替影響も限定的で、海外売上はドル建てが中心!
→ 「政治・為替リスクに強いグローバル半導体企業」なのがキオクシアの特徴。
✅ 財務基盤も安定化!
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現金・現金同等物:2,355億円(+676億円)
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負債:微減、資本:+816億円で純資産8,193億円に!
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自己資本比率:27.5%(前期+2.2pt改善)
→ 借入を抑えつつ社債発行で資金調達を最適化。
→ 経営の“守り”がかなり強化されてる!
(●ω●*)「以前よりだいぶ“安定経営”になってるね!」
✅ 他社比較で見るキオクシアの立ち位置
| 企業名 | 主力分野 | 強み | リスク | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| サムスン電子 | NAND・DRAM両方 | 技術&資金力最強 | 巨額投資依存 | 世界シェアNo.1 |
| SK hynix | DRAM中心 | AIサーバー好調 | 市況変動に弱い | 韓国勢2位 |
| マイクロン | サーバーSSD | AI用途に特化 | 製造コスト高 | 米国勢 |
| キオクシア | NAND専業 | 国内製造×共同投資 | 価格競争にさらされやすい | 世界3位・安定型 |
→ キオクシアは“安定・堅実・技術力重視”の独自ポジション!
④ 気になるポイント(●ω●;)
🔸 メモリ価格の下落が直撃…
平均販売単価(ASP)の下落が続いており、
出荷量は増加しても売上・利益が大幅減少(▲13%)。
→ 特にスマホ・PC向けは競争が激しく、価格転嫁が難しい…。
→ サムスンやマイクロンも赤字転落を経験しており、業界全体の宿命。
(●ω●;)「まさに“メモリ市況の波に乗るか沈むか”って感じだね」
🔸 スマートデバイス部門の不調が長期化
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売上:▲22%(前年同期比)
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スマホの買い替えサイクル長期化+中国景気減速で需要低迷。
→ 一方でデータセンター向けは好調=事業の二極化が進行中!
🔸 巨額投資が続く=固定費リスク
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半導体製造装置1台数百億円レベル!
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減価償却費・開発費合わせて年間3,000億円規模の負担。
→ 売上が落ちると固定費が重く、すぐ利益圧迫に…。
→ ただし、政府補助金・社債調達で資金繰りには余裕あり!
🔸 株主還元がゼロ…
普通株式は無配継続中。
業績安定を優先し、再上場・成長投資を重視する方針。
→ 株主にとっては物足りないけど、
「再投資で競争力をつける」戦略と見れば長期的にはプラス!
🔸 再上場準備・戦略転換期の真っ只中!
2025年に非転換型優先株を償還し、資本再構築を完了。
現在は東京証券取引所での再上場を視野に調整中との報道も。
→ つまり、「次のステージへの助走期間」なんだ!
(●ω●*)「短期でなく“3〜5年の目線”で見たい企業だね!」
🔸 他社との競争激化と技術サイクルの早さ
AI向け高性能SSD市場では、サムスン・マイクロンが攻勢。
技術更新のスピードが命で、1年遅れるだけで市場シェアを失う厳しい業界…。
→ 開発スピード・コスト競争力の維持が最大の課題!
🔸 市況回復局面での利益回復余地は大!
裏を返せば、市況が反転すれば利益率が爆上がりする構造。
固定費が高い分、売上が伸びればレバレッジ効果が強い!
(●ω●´)「冬のあとには“春のメモリ景気”が来るかも!」
⑤ 配当・株主還元情報
| 区分 | 配当金 | コメント |
|---|---|---|
| 2025年3月期実績 | 0円 | 無配 |
| 2026年3月期予想 | 0円 | 今期も無配予定 |
| 配当性向 | ― | 赤字リスクを考慮した慎重姿勢 |
(●ω●;)「配当はまだおあずけ…。黒字定着後に期待だね!」
⑥ 株主優待情報
優待:なし
⑦ 株価・指標まとめ(2025年11月時点)
| 指標 | 数値 | コメント |
|---|---|---|
| 株価 | 13,025円 | |
| PER(予) | ― | 利益変動大のため算出不可 |
| PBR(実) | 9.24倍 | 将来期待を織り込み済み |
| 配当利回り(予) | 0.00% | 無配継続 |
| ROE(実) | 45.88% | 高効率経営を示すが一時的要因も |
| ROA(実) | 9.42% | 利益率は改善基調 |
| 自己資本比率 | 25.3% | 改善傾向だがまだ慎重圏 |
| 時価総額 | 約7兆302億円 | メモリ専業として世界トップ級! |
⑧ 投資タイプ別まとめ(●ω●*)
| 投資タイプ | パンダの評価 | コメント |
|---|---|---|
| 中長期ホルダー | ○ | 市況の波を乗り越えれば成長余地あり! |
| 成長株狙い | ◎ | AI・データセンター需要が爆発的成長中! |
| 配当・優待好き | × | 無配・優待なしで物足りない |
| バリュー投資家 | △ | PBR高めで割安感薄 |
| テンバガー狙い | ○ | メモリ市況反転で一気に跳ねる可能性あり! |
⑨ パンダの投資判断!(●ω●*)
こんな人におすすめ!
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「AI・クラウドの成長に乗りたい!」
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「半導体の回復局面を狙いたい!」
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「短期ではなく中期でリターンを狙いたい!」
✅ 結論:
「“波に乗れれば爆益も狙える半導体メモリの雄”!(●ω●*)」
AI・データセンター特需で回復の兆しあり!
ただし市況次第で乱高下もあり、投資タイミングが重要。
長期で見れば、“次のメモリ景気”の主役候補!
