こんにちは!
「わからないなりに真剣!」がモットーのパンダです!(●ω●*)
今回は、日本を代表する住宅メーカー【積水ハウス(1928)】さんの
2026年1月期 第3四半期決算(2025年12月4日発表)をチェックしてみたよ〜!
① 積水ハウスってどんな会社?(●ω●*)
日本トップクラスの住宅メーカーで、
戸建住宅・賃貸住宅・マンション・都市開発・海外住宅まで網羅する総合住生活企業!
国内では「シャーメゾン」「グランドメゾン」でおなじみ。
海外はアメリカ・オーストラリアでも住宅開発を展開しているよ!
事業は大きく3モデルで構成:
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請負型:戸建て・賃貸・建築土木
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ストック型:賃貸住宅管理・リフォーム
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開発型:不動産仲介・マンション・都市開発
(●ω●*)パンダの印象:「住宅から街づくりまで、住生活を丸ごと扱う“巨大ハウスメーカー”!」
② 最新決算レビュー(2026年1月期 第3四半期)
発表日:2025年12月4日
| 指標 | 実績 | 前年同期比 | パンダのひとこと |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 2兆9,357億円 | +2.5% | 国内請負&管理が堅調! |
| 営業利益 | 2,108億円 | ▲9.3% | 国際事業の利益率低下が痛い… |
| 経常利益 | 1,999億円 | ▲6.0% | 持分法利益は増えたけど全体は減速 |
| 親会社純利益 | 1,470億円 | ▲10.8% | 為替影響もあって減益に |
| EPS | 226.89円 | ▲27.47円 | 営業減益が響いた形 |
| 自己資本比率 | 40.1% | ▲0.7pt | 依然として健全ライン |
(●ω●*)パンダの感想:「売上は伸びたのに利益が落ちた…特に海外の重さが目立つね!」
③ パンダの注目ポイント(●ω●*)
✅ 住宅から街づくりまで、“住生活のすべて”を提供するフルラインアップ企業!
積水ハウスは、戸建住宅だけじゃなく、
賃貸住宅・リフォーム・不動産仲介・マンション・都市再開発・海外住宅まで手がける
まさに “住生活の総合メーカー”。
他社との違いとして大きいのは、
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“造る”(戸建・賃貸・マンション)
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“育てる”(不動産管理・アフターサービス)
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“運営する”(賃貸管理・都市開発)
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“広げる”(海外住宅)
という “垂直統合モデル” を広く・深く展開していること!
(●ω●*)「住宅を売って終わりじゃなく、“その後の暮らし”まで長く関われるのが強みだね!」
✅ 賃貸住宅(シャーメゾン)のブランド力が強く、ここが競争優位の源泉!
積水ハウスの賃貸ブランド“シャーメゾン”は、
品質・快適性・デザイン・管理品質の高さが強みで、入居者人気がとても高いポジション!
他社比較では…
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大和ハウス:供給力は強いが、ブランド指名はそこまで高くない
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旭化成ホームズ:ファミリー向けの安定感はあるが、規模が限定的
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レオパレス:コスト型モデルで差別化軸が異なる
→ 積水ハウスは 高品質×管理力×長寿命化 を武器に、
“中長期で家賃下落しにくい”賃貸を提供できる点が大きい!
(●ω●*)「シャーメゾンは“プレミアム賃貸”寄り!家主・入居者の両方から選ばれてるよ~」
✅ ストックビジネスが育っており、“安定収益体質”に変わりつつある!
賃貸住宅の管理(PM)、リフォーム、不動産仲介などの
“保有後の領域”が大きく伸びているのが積水ハウスの特徴。
これは住宅メーカーにとって非常に重要で、
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売ったら終わり ⇒ × 不安定
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売った後こそ収益 ⇒ ○ 安定
という構造になってくるから!
大和ハウスもストック化を進めているけど、
積水ハウスは 賃貸ブランド力が強い&管理品質が高いことで、
中期的に見ても“安定収益の成長”が期待しやすいよ。
(●ω●*)「不動産は“管理を制する者が収益を制す”!」
✅ 海外事業は“住宅開発のプロ”として積み上げてきたノウハウが強い!
アメリカ・オーストラリアを中心に、
企画・開発・販売まで一貫して行う“住宅事業者”として海外展開しているのも特徴!
他社比較では…
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大和ハウス:海外も強いが、物流・商業施設が中心
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旭化成ホームズ:海外は限定的
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パナソニックホームズ:海外は規模が小さい
→ 積水ハウスは“海外の住宅事業に深く入り込んだ会社”として突出してる!
(●ω●*)「国内トップで満足せず、海外でも家を建て、街をつくる…世界目線の住宅メーカーだよ!」
④ 気になるポイント(●ω●;)
🔸 海外事業の“利益率が安定しない”のは大きな課題…
海外展開は売上や事業規模の拡大には貢献しているけど、
利益面では“ブレやすい”性質があるのが積水ハウスの弱点。
要因は…
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米国金利の高止まりで住宅需要が読みにくい
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在庫(住宅完成品)評価の変動が利益を直撃しやすい
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現地の値引き競争が発生しやすい
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開発サイクルが長く、投資→回収まで時間がかかる
他社比較では…
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大和ハウス → 商業不動産中心で利益率が比較的安定
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旭化成ホームズ → 国内住宅中心で為替リスクが限定的
→ 積水ハウスは “海外住宅”という最も景気の影響を受けやすいモデルを採用しているため、
利益の波が大きく出やすいよ。
(●ω●;)「海外の“逆風時の弱さ”は避けにくい構造なんだ…」
🔸 都市開発(不動産売却)は“年によって大きく変動する”ため読みにくい…
大型再開発やマンション販売は、
案件によって売上・利益のタイミングが大きく動く“ボラティリティが高い事業”。
例えば…
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売却が1年ずれるだけで業績がガラッと変わる
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引渡時期に依存するため、意図的なコントロールが難しい
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市況(不動産価格や金利)に敏感
→ 住宅メーカーの中でも“開発型比率が高い”積水ハウスは、
この揺れを受けやすい体質。
(●ω●;)「好調な年と微妙な年の差が出やすいのが都市開発の難しさ…」
🔸 建築コストや人件費の上昇は常に重荷…
住宅業界の共通課題だけど、積水ハウスも同様で
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建材価格高騰
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職人不足による施工単価上昇
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円安による輸入材コスト増
こうした外部環境の変化で利益が圧迫されやすい。
特に 戸建や賃貸は数量×単価で利益が決まるビジネスだから、
インフレ局面では“採算改善が追いつかないリスク”が大きい。
他社比較でも…
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大和ハウス:多角化で吸収しやすい
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旭化成ホームズ:鉄骨系でコスト影響が直撃しやすい
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積水ハウス:高品質志向ゆえにコスト上昇が利益に響きやすい
(●ω●`)「品質重視モデルは、インフレ時にはコストとの戦いになるんだよね」
🔸 住宅市場の縮小トレンドという業界構造的リスク…
日本全体の課題として
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少子化
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世帯数の伸び鈍化
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既存住宅比率の上昇
など、“住宅を新しく建てる需要”は中長期で減っていく方向。
この構造的課題は住宅メーカー全体の宿命で、
積水ハウスも例外ではない。
ただし、
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ストック型ビジネスの成長
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海外事業の拡大
で補う戦略を進めているため、
“構造的逆風をどう吸収するか”が今後のポイント。
(●ω●;)「国内だけに頼れない時代…積水ハウスも外へ、ストックへ、広げていく必要があるね!」
🔸 開発型事業は規模が大きく、投資回収リスクが常に存在する…
マンションや都市開発は数百億〜千億単位のプロジェクトも珍しくなく、
“初期投資→回収”という長期戦。
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土地取得のタイミング
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金利環境
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不動産価格の変動
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売却時期のズレ
など、業績が数年単位で大きく影響される。
(●ω●`)「規模が大きいだけに、良い時は強いけど、悪い時は重く沈む…」
⑤ 配当・株主還元情報
| 区分 | 配当金 | コメント |
|---|---|---|
| 2025年1月期 実績 | 年間135円(64+71) | しっかり増配! |
| 2026年1月期 予想 | 年間144円(72+72) | さらに増配予定! |
| 配当方針 | 増配基調維持 | 安定的に上積み! |
(●ω●*)「毎年のようにコツコツ増配する“優等生”だよ!」
⑥ 株主優待情報
優待:魚沼産コシヒカリ(新米)
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1,000株以上 → 5kg
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(●ω●*)「お米優待は実用性バツグンで嬉しいね!」
⑦ 株価・指標まとめ(2025年12月時点)
| 指標 | 数値 | コメント |
|---|---|---|
| 株価 | 3,416円 | |
| PER(予) | 9.5倍 | 住宅大手としては割安! |
| PBR | 1.17倍 | 資産の厚みが評価 |
| 配当利回り(予) | 4.22% | 高配当の優良企業! |
| ROE | 11.71% | 適正ライン |
| ROA | 5.33% | 資本効率まずまず |
| 自己資本比率 | 40.8% | 安定の財務! |
| 時価総額 | 2.26兆円 | 日本屈指の住宅企業 |
⑧ 投資タイプ別まとめ(●ω●*)
| 投資タイプ | パンダ評価 | コメント |
|---|---|---|
| 中長期ホルダー | ◎ | 国内基盤が強く配当も安定! |
| 成長株狙い | △ | 海外次第。利益改善待ち。 |
| 配当・優待好き | ◎ | 4%超の利回り+お米優待! |
| バリュー投資家 | ○ | PER9.5倍は割安感あり! |
| テンバガー狙い | × | 超大企業なので爆発成長は難しい |
⑨ パンダの投資判断!(●ω●*)</h3>
こんな人におすすめ!
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「高配当+安定企業を長期で持ちたい!」
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「住宅・賃貸・不動産の複合収益に魅力を感じる!」
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「海外事業の立て直しに期待したい!」
✅ 結論:
「“国内最強の住宅メーカー”!安定的に配当をもらえる優等生!(●ω●*)」
国内事業は絶好調、ストック型も強く、
増配基調も固く、財務も安定。
海外事業の利益率改善が課題だけど、
長期で見れば十分に “守りながら増える銘柄”!
