こんにちは!
「わからないなりに真剣!」がモットーのパンダです!(●ω●*)
証券コードで検索すると過去記事も見れるよ〜!
今回は、ベンチャー投資の老舗【ジャフコグループ(8595)】さんの
2026年3月期 第2四半期決算をチェックしてみたよ〜!
① ジャフコってどんな会社?(●ω●*)
ベンチャーキャピタル(VC)のパイオニア的存在!
スタートアップや成長企業に出資し、IPO(新規上場)やM&Aで利益を得る“投資会社”なんだ。
運用するファンドを通じて、
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出資(投資)
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上場支援
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経営サポート
などを行い、日本のスタートアップエコシステムを支えてるよ!
主な事業は「ファンド運用業」で、
投資した企業の株式を売却して得るキャピタルゲインが収益の柱!
さらにファンドからの管理報酬や成功報酬も大事な収入源だよ。
(●ω●*)パンダの印象:「“日本のスタートアップを支える裏方ヒーロー”って感じ!」
② 最新決算レビュー(2026年3月期 第2四半期)
発表日:2025年10月24日
| 指標 | 実績 | 前年同期比 | パンダのひとこと |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 119億円 | ▼25.5% | IPO減少で収益鈍化… |
| 営業利益 | 30億円 | ▼53.2% | 利益半減も黒字維持! |
| 経常利益 | 33億円 | ▼52.2% | キャピタルゲイン減少 |
| 中間純利益 | 19億円 | ▼59.0% | 一服感ありつつ堅調 |
| EPS | 35.81円 | ▼50円弱 | 一時的な調整局面 |
| 自己資本比率 | 83.6% | +0.6pt | 無借金級の超安定体質 |
(●ω●*)パンダの感想:「IPOが少なかった分、利益は減ったけど財務はピカピカ!」
③ パンダの注目ポイント(●ω●*)
✅ 国内最大級の“ベンチャー投資ハウス”!成長企業の“育ての親”!
ジャフコは単なる投資会社ではなく、スタートアップを発掘・育成・上場まで支えるプロ集団!
創業は1973年と、日本のVC業界の草分け的存在。
「投資→支援→EXIT(上場・売却)」まで自社で完結できる体制を持っているのが最大の強み!
投資ステージ:シード~プレIPOまで幅広く対応
経営支援:経営陣派遣・財務戦略・資本政策サポート
EXIT:IPO支援やM&Aでの出口戦略をリード
→つまり、“お金を出すだけ”でなく、“会社を育てて一緒に上場させる”スタイル!
国内ではSansan、ラクスル、プレイド、マネーフォワードなど、
多くの上場企業を輩出してきた“隠れた功労者”なんだよ!
✅ “自社ファンド運用+共同出資”の二層構造で利益の安定性を確保!
ジャフコは自社単独で投資するだけでなく、
外部投資家(金融機関・年金基金など)と組成する「ファンド」を運用しているよ。
つまり…
-
自社出資分 → 売却益(キャピタルゲイン)で稼ぐ
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外部出資分 → 管理報酬・成功報酬で安定収入を得る
→ 市況が悪化してIPOが減っても、**固定報酬(管理報酬)**で一定の利益を維持できる構造!
この“自社投資+ファンド運用”のハイブリッドモデルは、
景気循環に左右されにくい安定型VCモデルなんだ(●ω●*)
✅ “選別型投資”で量より質へ!ベンチャー投資の熟練工!
今期(2026年3月期上期)は投資実行額が前年比▲30%。
でも、これは“攻めない”のではなく、“目利きで厳選している”動き!
投資実行:137億円(31社)
IPO数:1社(国内のみ)
→ 無理に数を追わず、“確実にリターンが取れる投資先”に絞ってるよ。
→ 景気に左右されるベンチャー業界で、リスク管理が極めて保守的なのが特徴!
(●ω●´)「勢い任せじゃなく、“精密投資”で長く生き残るタイプだね!」
✅ 他社比較で見る!“ジャフコの立ち位置”
| 企業名 | 特徴 | 強み | ビジネスモデル |
|---|---|---|---|
| ジャフコグループ | 国内VC最大手(野村系) | 安定財務・上場支援実績 | 自社投資+ファンド運用の両輪 |
| SBIインベストメント | 金融グループ系 | 資金力豊富・ネットワーク広 | ファンド中心・外部出資重視 |
| グロース・インキュベーション | 独立系VC | ハンズオン支援強い | 事業伴走・小型投資多数 |
| DNX Ventures(米系) | 海外テック特化 | シリコンバレーとの連携 | 海外VCと協調型 |
| INCJ(産業革新投資機構) | 政府系 | 政策・産業支援色が強い | 公的性格が強く収益性は限定的 |
→ ジャフコは「民間×安定×実績型VC」!
投資件数や上場実績では国内随一で、海外勢のようなハイリスク投資を避け、
“守りながら増やす”老舗ならではの堅実スタイルなんだよ!
✅ DOE配当導入で、株主還元にも本気!
新方針としてDOE(株主資本配当率)6%を基準に採用!
これは、「配当性向50%とDOE6%のうち高い方を採用」する仕組み。
つまり、
-
利益が少なくても、資本に対して一定割合を還元
-
市況に左右されず、配当の“下限”が保証される
→ VCのような業績変動型ビジネスで、“安定配当”を約束するのは異例!
→ 投資家心理としても安心材料だね。
(●ω●*)「ハイリスク業界で“低ボラ配当”を打ち出すあたり、さすが老舗VC!」
④ パンダの気になるポイント(●ω●;)
🔸 IPO減少でキャピタルゲインが激減… VCの宿命。
今期IPOは国内1社のみ・海外ゼロ。
→ 売却益(キャピタルゲイン)は前年比▲40%超の減少。
→ 新興市場の停滞が直撃している形。
VCの利益はIPOやM&Aの“出口案件”に依存するため、
上場環境が悪いと業績が大きくブレるリスクは避けられない…。
(●ω●;)「去年が良すぎた反動って感じだね…」
🔸 海外事業の縮小=グローバル展開は一旦リセット
シンガポール拠点「JAFCO Investment(Asia Pacific)Ltd.」を売却。
→ これにより、アジア投資部門を事実上撤退。
→ 米国子会社も年度内に売却予定。
=“海外展開→国内集中”への戦略転換期に入ってる!
→ メリット:コスト削減・投資効率改善
→ デメリット:グローバル成長の芽が減少
(●ω●;)「海外VCとの競争が激化する中、撤退は少し寂しいニュース…」
🔸 成功報酬の減少で収益の厚みが薄まる
管理報酬(固定)は安定してるけど、成功報酬(成果型)は前年の約3分の1。
→ EXIT案件減少による“リターン収縮”が響いた形。
ファンドシリーズの更新(SV7・SV8)で次の収益の柱を作れるかが鍵だね。
🔸 ファンド投資の“時差リスク”
VCは「投資→回収」まで平均5〜7年。
今期投資した企業が利益に貢献するのは数年後。
→ 現状は投資フェーズにあるため、利益が出にくい時期。
つまり、“短期での利益変動”を気にしすぎると、この企業の本質を見誤るかも。
🔸 市場環境次第で業績が乱高下
ジャフコの業績は、株式市場の動向にかなり連動!
特にマザーズ市場や新興株の低迷時にはキャピタルゲインが取りづらい。
→ VCの宿命だけど、“景気の山谷に左右されるビジネスモデル”ではあるね。
🔸 他社比較で見える「変化の波」
| 企業名 | 成長戦略 | 課題 |
|---|---|---|
| ジャフコ | 国内集中+配当強化 | 海外撤退で成長の柱不足 |
| SBIインベストメント | 海外・Web3投資拡大 | ボラティリティ大きい |
| グローバル・ブレイン | 海外スタートアップ連携強化 | 管理報酬比率が低い |
| DNX Ventures | 海外テックVCと連携 | 日本市場への還元が少ない |
→ ジャフコは「安定・堅実・株主重視」路線を進む一方、
新興VCは“海外×AI×テック”でリスクを取りに行く構図。
(●ω●*)「守りの老舗ジャフコ vs 攻めの新興VC、って構図が見えてきたね!」
🔸 自己株式取得による一時的な資本減少にも注意!
自己株買いで約42億円分(175万株)を取得。
→ 株主還元としては好印象だけど、
短期的には自己資本が減る=ROEに影響が出る点は要チェック。
(●ω●*)総評:「ジャフコは“守りの名将”。派手さはないけど、堅実な資産形成銘柄!」
⑤ 配当・株主還元情報
| 区分 | 配当金 | コメント |
|---|---|---|
| 2025年3月期実績 | 年間88円(中間32+期末56) | 安定配当を継続 |
| 2026年3月期予想 | 年間133円(中間66.5+期末66.5) | DOE方式で大幅増配! |
| 配当方針 | DOE6% or 配当性向50% | 長期保有に優しい設計! |
利回り5.48%
(●ω●*)「VC業界で“配当利回り5%超”はレア!株主想いだね!」
⑥ 株主優待情報
なし
⑦ 株価・指標まとめ(2025年10月時点)
| 指標 | 数値 | コメント |
|---|---|---|
| 株価 | 2,426円 | |
| PER(予) | ― | 収益変動型で非開示 |
| PBR(実) | 0.94倍 | 純資産割れ=バリュー感あり! |
| 配当利回り(予) | 5.48% | 高配当水準! |
| ROE(実) | 6.87% | 安定的に利益確保 |
| ROA(実) | 5.71% | 効率性も高い |
| 自己資本比率 | 83.0% | 鉄壁の財務! |
| 時価総額 | 約1,360億円 | 中型VCの代表格! |
⑧ 投資タイプ別まとめ(●ω●*)
| 投資タイプ | パンダの評価 | コメント |
|---|---|---|
| 中長期ホルダー | ◎ | 高配当+安定財務で長期安心! |
| 成長株狙い | △ | IPO減少で成長停滞中 |
| 配当・優待好き | ◎ | DOE方式で増配方針は好印象! |
| バリュー投資家 | ○ | PBR1倍割れで割安感あり! |
| テンバガー狙い | × | 成熟ステージ。爆発力は控えめ |
⑨ パンダの投資判断!(●ω●*)
✅ 結論:「“守りながら稼ぐ”日本型ベンチャーの雄!」
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IPO減少で業績は一服も、財務と配当は超優良!
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DOE導入で“長期ホルダーに優しい設計”へ!
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短期で爆発はしにくいけど、高配当×堅実経営のバランス銘柄。
(●ω●*)「スタートアップ支援を応援しながら、配当ももらえる一石二鳥銘柄だね!」
