こんにちは!
「わからないなりに真剣!」がモットーのパンダです!(●ω●*)
今回は、“サロンパス”や“モーラス”でおなじみの【久光製薬】さんの最新決算をチェックしてみたよ〜!
① 久光製薬ってどんな会社?(●ω●*)
「貼る」を極めた医薬品メーカー
“サロンパス”や“モーラス”など、世界中の人の「痛みに寄り添う」会社だよ。
経皮吸収(皮膚から薬が浸透)技術が強みで、
日本だけでなく米国・アジアなどにも展開中!
最近は「アポハイドローション(多汗症治療薬)」など、
新しい貼らない領域にも進出してるんだ。
② 最新決算ハイライト(2026年2月期 第2四半期)
発表日:2025年10月9日
| 指標 | 実績 | 前年同期比 | パンダのひとこと |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 749億円 | ▲0.7% | 国内減を海外がカバー! |
| 営業利益 | 81億円 | ▲9.7% | 販管費増で減益に… |
| 経常利益 | 100億円 | ▲6.5% | 為替差益減で伸び悩み |
| 純利益 | 70億円 | ▲22.8% | 有価証券売却益が減少 |
| EPS | 97.0円 | ▲25.7円 | 減益影響あり |
| 自己資本比率 | 79.0% | ▲1.6pt | 財務は依然として超健全! |
(●ω●*)「増益続きだったけど、今回はひと休みモード。」
③ パンダの注目ポイント(●ω●*)
✅ “貼る技術”で世界トップクラス!オンリーワンのビジネスモデル!
久光製薬のコアは、「経皮吸収型製剤=貼る薬」。
これは単に“便利な痛み止め”じゃなく、薬を体内に届けるプラットフォーム技術なんだ。
同社は、皮膚のバリアを通して有効成分を安定的に吸収させる独自ノウハウを持っており、
これが「サロンパス」や「モーラス」など世界的ブランドを支えている。
他社との違いを整理すると──
| 企業 | 主力領域 | 特徴 | 久光との違い |
|---|---|---|---|
| 久光製薬 | 経皮吸収型医薬品 | “貼る技術”を医療用・OTC両方で展開 | 世界で“貼付剤専業”を確立 |
| 小林製薬 | OTC(一般用) | アイデア商品・健康系中心 | 医療用はほぼなし |
| 第一三共 | 医療用医薬品 | 創薬力が強い | 経皮技術では久光に及ばず |
| 大正製薬HD | OTC(リポDなど) | 大衆薬・ドリンク系 | 海外展開力で久光が上回る |
→ 医療用+OTCの両輪を“貼る技術”でつなぐ唯一の会社!
→ “痛みの緩和”だけでなく、“QOLを支えるテクノロジー企業”として位置づけ可能✨
(●ω●´)「久光は“製薬界のユニクロ”。技術と日常をつなぐプロ!」
✅ “貼る×世界”で進むグローバル展開!米国が強烈に伸びてる!
海外売上は前年同期比+31.5%増、特に米国+37.6%!
米国では女性ホルモン治療パッチなどの需要拡大が追い風に。
さらに、
・アジア(台湾・韓国)でも“痛み治療薬”需要が着実に拡大中。
・欧州では医療機関への直接販売も開始し、現地生産も検討フェーズに。
→ “貼る薬”というジャンルは、文化や言語に関係なく使いやすいのが最大の強み!
→ 世界共通の健康ニーズ=痛みケアを取れるグローバルモデルは久光ならでは。
(●ω●*)「薬の国境を越える、“皮膚”発のグローバル戦略!」
✅ “研究開発×ESG”で未来志向の製薬会社へ進化中!
久光は「研究開発費を減らさず堅実に投資」してるのもポイント。
・アポハイドローション(多汗症治療薬)の容量拡大販売
・新たな貼付型ホルモン薬や疼痛治療剤を開発中
さらに、
“エコ&コンパクト”なパッケージ設計などESG活動にも注力。
→ 環境配慮×医療品質の両立を目指している。
(●ω●*)「“貼る薬”で地球も癒す。これぞやさしさ企業!」
✅ 株主還元は業界トップクラスの“誠実設計”!
・2025年6月に自己株式1,000万株(約389億円分)を消却
・追加で最大150億円の自社株買いを進行中
・年間配当は120円(うち記念30円)と大幅増配
→ 製薬業界でもここまで積極的な還元策はレア!
→ 「長期保有株主に報いる」姿勢が本気で伝わる構成。
(●ω●´)「薬も配当も“じんわり効く”。久光の真骨頂だね!」
④ 気になるポイント(●ω●;)
🔸 国内市場の構造的な逆風…薬価改定と後発品浸透が続く
2025年4月の薬価改定と選定療養制度(後発品促進)で、国内医療用医薬品が▲3.8%。
OTCも競争激化+物流変更の影響で▲15.2%。
→ 日本では成長余地が限定的で、“海外で稼ぐ構造”に変えるのが急務!
→ 国内は“ブランド維持+新用途開発”がメイン戦略になりそう。
🔸 販売費の増加で利益率が悪化(販管費+7.2%)
売上横ばいでも、広告・人件費などが増え営業利益は▲9.7%。
→ 海外展開とR&D投資が重なり、短期的な収益は圧迫。
→ 他社比較では…
| 企業 | 営業利益率 | コメント |
|---|---|---|
| 久光製薬 | 約10.8% | 販管費上昇で低下中 |
| 第一三共 | 約19% | 新薬収益で高収益体質 |
| 塩野義製薬 | 約27% | ロイヤリティ収入が厚い |
| 大正製薬HD | 約14% | OTC中心で安定収益 |
→ 製造+販売の両輪型SPA企業ゆえ、広告費や販促費が重くなりやすい構造。
(●ω●;)「ブランド維持にコストがかかる“BtoC製薬”の宿命だね…」
🔸 海外展開は為替次第で不安定
円高になると輸出益が減少、現地コストが膨らむ構造。
→ 特に米国比率が高まる中で、為替リスク管理が今後の課題。
🔸 一般用医薬品(OTC)のブランド再活性化が必要
サロンパスは世界的ブランドだけど、
日本国内では「リピート中心」になり新鮮さに欠ける傾向。
→ 新CMやデジタル販促での若年層アプローチが必要!
🔸 研究開発の成果が次の柱になるまで時間がかかる
“アポハイドローション”は好評だが、まだ売上規模は小さい。
→ モーラス・サロンパスに続く主力薬が育つまで、数年スパンの辛抱が必要。
🔸 競合との比較:安定 vs 成長のトレードオフ
| 企業 | 成長性 | 安定性 | コメント |
|---|---|---|---|
| 久光製薬 | ○ 海外拡大で成長余地 | ◎ 財務超健全 | バランス型 |
| 第一三共 | ◎ 新薬で急成長 | △ 投資負担大 | ハイリスク・ハイリターン |
| 塩野義製薬 | ○ ロイヤリティ型 | ○ 安定配当 | 特許依存リスクあり |
| 小林製薬 | △ 国内中心 | ◎ キャッシュ豊富 | 成長性は限定的 |
→ 久光は「派手さはないけど崩れにくい」、そんな“守りの優等生”ポジション。
(●ω●*)「成長より安定。久光は“健康寿命型”の企業なんだね!」
⑤ 配当・株主還元まとめ
| 年度 | 配当 | コメント | |
|---|---|---|---|
| 2025年2月期 | 年間90円(記念4円含む) | サロンパス90周年🎉 | |
| 2026年2月期(予) | 年間120円(記念30円含む) | モーラス30周年記念✨実質増配! |
→ 普通配当も増加中で、安定配当+記念配当の“優等生”企業!
⑥ 株価・指標まとめ(2025年10月時点)
| 指標 | 数値 | コメント |
|---|---|---|
| 株価 | 4,197円 | |
| PER(予) | 13.8倍 | 医薬品業界内では割安水準 |
| PBR(実) | 1.12倍 | 資産の厚さで安心感あり |
| 配当利回り(予) | 2.86% | 記念配当で魅力アップ! |
| ROE(実) | 8.04% | 無借金経営でもまずまず効率的 |
| ROA(実) | 6.48% | 高水準の資産効率 |
| 自己資本比率 | 80.6% | 超優良!財務の盤石さ◎ |
| 時価総額 | 約3,155億円 | 安定感ある中型株! |
⑦ 投資タイプ別まとめ(●ω●*)
| 投資タイプ | パンダの評価 | コメント |
|---|---|---|
| 中長期ホルダー | ◎安定成長! | 高財務+増配姿勢で安心保有◎ |
| 成長株狙い | △ | 新薬開発・海外伸長が今後のカギ |
| 配当好き | ○ | 記念配当含め高水準✨ |
| バリュー投資家 | ○ | PER・PBRともに割安感あり |
| テンバガー狙い | △ | 成熟企業なので爆発力は控えめ |
⑧ パンダの投資判断!(●ω●*)
「貼る技術で世界を癒す、“安定配当のヒーリング銘柄”」
国内では苦戦気味だけど、海外事業が伸びてバランス改善中!
財務は超優秀で、自社株消却・増配も実施と株主思いの企業
長期目線で“安定+配当+成長のバランス”を取りたい人にピッタリ!
(●ω●*)「パンダ的には“守りながら癒される銘柄”として◎!」
最後に…
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