投資家見習いパンダさんのブログ

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【広告王の苦悩】電通グループ(4324)海外事業で赤字転落…国内は好調なのに何が!?

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こんにちは!
「わからないなりに真剣!」がモットーのパンダです!(●ω●*)

証券コードで検索すると過去記事も見れるよ〜

今回は、日本最大の広告・マーケティング企業【電通グループ(4324)】さんの 2025年12月期 第2四半期(中間期)決算 をチェックしてみたよ〜!

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① 電通グループってどんな会社?(●ω●*)

世界145か国以上で広告・マーケティングサービスを展開する巨大企業!
日本国内では圧倒的シェアを誇り、海外でもブランド&データマーケティング事業を展開中だよ!

特徴はこんな感じ!

  • 国内広告売上シェアNo.1! テレビ、ネット、イベント、スポーツまで幅広く網羅

  • 海外売上比率は約6割 ― グローバル市場で成長を狙う

  • データ解析・DX(デジタルトランスフォーメーション)支援にも注力

  • 東京五輪や大型スポーツイベントのスポンサーシップにも強み

(●ω●*)パンダの印象:「広告代理店というより、“ブランド戦略とデータ活用の総合商社”だね!」

② 最新決算レビュー(2025年12月期 第2四半期)

2025年8月14日発表

指標 実績 前年同期比 パンダのひとこと
収益 6,839億円 +0.4% ほぼ横ばい
売上総利益 5,619億円 ▲3.4% 為替と海外不振が響いた…
調整後営業利益 675億円 +7.2% 販管費抑制で改善!
営業利益 ▲365億円 のれん減損が直撃…
親会社株主に帰属する中間利益 ▲736億円 米州&欧州で巨額減損
EPS(中間期) ▲283.72円 赤字転落…
自己資本比率 18.4% ▲1.5pt 財務安全性は低め

(●ω●*)パンダの感想:「本業(調整後利益)は黒字だけど、減損で赤字転落…。海外事業の再構築が急務だね!」

③ パンダの注目ポイント(●ω●*)

国内広告市場での圧倒的地位&総合力!
電通グループは、日本国内で広告取扱高シェアNo.1の“広告の王者”。
テレビ、ネット、イベント、スポーツ、デジタルマーケティングなど、あらゆる広告手段を網羅しているよ!

  • マス広告だけでなく、デジタル広告やSNS運用までワンストップ対応

  • スポーツ&エンタメ領域(五輪・ワールドカップなど)に圧倒的な強み

  • 長年の取引関係で大手クライアントの契約が安定

→ 他の広告代理店(博報堂DY、サイバーエージェントなど)は領域特化型が多いけど、電通は 総合力×ネットワーク規模 で圧勝!

広告×データ×DX=高付加価値モデルへの転換!

  • 企業の広告出稿だけでなく、マーケティング戦略全体の設計まで支援

  • 自社データと分析ツールを活用して、顧客の売上改善やブランド価値向上まで伴走

  • “枠売り”から“コンサル型・成果型”への転換で利益率アップを狙う

→ 海外の大手広告グループ(WPPやオムニコム)と同様に、データドリブン型広告にシフト中!

 

グローバルネットワークを持つ唯一の国内企業!

  • 売上の約6割が海外。Americas、EMEA、APACと広く展開

  • 日本発で世界規模の広告運営ができるのは電通だけ

  • 海外企業買収による顧客基盤の多様化(特に欧米のグローバルブランド)

→ 他の国内代理店は海外比率が低く、世界規模案件を単独で請け負えないケースが多い

国内事業は絶好調!高利益率で全体をけん引

国内広告市場は成熟しているけど、電通はスポーツ&イベント、ネット広告の成長分野を押さえている

  • 日本セグメントのオーガニック成長率+5.3%、営業利益率24.6%

  • インターネット広告、DX支援、スポーツ事業が好調

  • 国内の“基盤安定”+“成長領域拡大”の二刀流

調整後営業利益は黒字維持!

  • 海外の不振や為替影響があっても、販管費抑制で本業は黒字を確保

  • 営業キャッシュフローは36,981百万円のプラスで資金創出力は健在

財務は厳しいがキャッシュ創出力は健在

  • 自己資本比率は18.4%と低めだが、営業キャッシュフローは369億円のプラス

  • 借入での資金調達余力は十分

④ 気になるポイント(●ω●;)

🔸 海外事業の巨額減損

  • 米州で688億円、欧州で171億円ののれん減損を計上

  • M&Aで取得した資産価値の見直しが迫られており、海外投資のリターンが課題
  • 減損額の大きさは海外広告市場での競争激化&景気減速を反映

🔸 APAC(日本除くアジア太平洋)の不振

  • 売上総利益▲11.9%、営業赤字拡大(▲42億円)

  • 中国・豪州の市場低迷、競合のローカル代理店との競争が激しい

  • 成長市場の恩恵を十分に取り込めていない状況

🔸 財務安全性の低さ

  • 自己資本比率18.4%、有利子負債多め

  • 景気後退や大型案件の減少があると資金繰りリスクも

 

🔸 配当姿勢の不透明感

  • 中間配当はゼロ、期末配当も未定

  • 赤字転落の影響で、短期的な株主還元は抑制ムード

  • 株主にとっては安定配当の途切れがマイナス材料

⑤ 株価&指標まとめ(2025年8月時点)

指標 数値 コメント
株価 3,154円  
PER(予) 赤字予想で算出不可
PBR(実) 1.41倍 底堅い評価
配当利回り(予) ―% 配当未定
ROE(実) ▲24.98% 赤字の影響大
ROA(実) ▲5.38% 低下
自己資本比率 18.4% 低め
時価総額 約8,383億円 大型株ポジション

⑥ 投資タイプ別まとめ(●ω●*)

投資タイプ パンダの評価 コメント
中長期ホルダー 海外再建まで時間がかかりそう
成長株狙い 国内は好調だが海外の足かせ重い
配当・優待好き × 配当未定、優待なし
バリュー投資家 PBR1.4倍、割安感は限定的
テンバガー狙い × 成熟産業、急成長は期待しづらい

⑦ パンダの投資判断!(●ω●*)📢

🎯 こんな人におすすめ!

  • 国内広告市場の安定感に期待したい

  • 短期より中長期での海外事業再建を見守れる

結論:パンダ的には…
「“国内王者だけど海外に課題山積”な銘柄」(●ω●*)
日本事業は絶好調で利益率も高いけど、海外M&Aの後処理と再建が株価の重し。中期的には立て直しの進展を待つ局面だね!