こんにちは!
「わからないなりに真剣!」がモットーのパンダです!(●ω●*)
今回は、首都圏のスーパー連合【ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(U.S.M.H)】さんの決算をチェックしてみたよ!
① U.S.M.Hってどんな会社?(●ω●*)
イオングループの一角として、首都圏を中心にスーパー事業を展開している会社!
傘下にはみんなもおなじみのスーパーがズラリ!
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マルエツ
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カスミ
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マックスバリュ関東
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いなげや(2025年度より完全子会社化!)
つまり、「首都圏のイオン系スーパーをまとめたグループ」なんだよ!
(●ω●*)パンダの印象:「“地域密着×共同仕入れ”でコスパと効率の両立を目指すスーパー連合!」
② 最新決算レビュー(2026年2月期 第2四半期)
発表日:2025年10月9日
| 指標 | 実績 | 前年同期比 | パンダのひとこと |
|---|---|---|---|
| 営業収益 | 4,779億円 | +33.4% | 「いなげや」統合で大幅増収! |
| 営業利益 | 1.7億円 | 黒字転換 | コスト増を吸収して黒字化! |
| 経常利益 | 0.3億円 | 黒字転換 | 経常段階でもプラスに転じた! |
| 親会社株主純利益 | ▲12億円 | 赤字幅縮小 | 前期▲21億円から改善! |
| 自己資本比率 | 51.5% | ▲1.6pt | 財務はまだ堅実! |
(●ω●*)パンダの感想:「まだ赤字だけど、“いなげや効果”で明るい兆し!統合効果が出始めてるね!」
③ パンダ注目ポイント(●ω●*)
✅ 首都圏スーパー再編の“中心プレイヤー”に!
U.S.M.Hは、首都圏を中心に展開するマルエツ・カスミ・マックスバリュ関東・いなげやの4社を傘下に持つ“スーパー連合”。
それぞれが得意分野を持ち寄り、地域に合わせた店舗展開をしているんだ。
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マルエツ:都心型・高密度展開。利便性重視の都市型スーパー。
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カスミ:茨城・千葉中心。惣菜や中食が強み。
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マックスバリュ関東:郊外型の大型店中心。ファミリー層が主顧客。
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いなげや:東京・神奈川中心。鮮魚や惣菜など“品質志向”で差別化。
→ これを「ホールディングス化」して、スケールの力で仕入れ・物流・ITを統合!
同業のライフ(ライフコーポレーション)やオーケーが単独経営で動くのに対し、
U.S.M.Hは“グループ連携型”の戦略でコスト効率化×地域最適化の両立を目指しているよ。
(●ω●*)「いなげやを完全子会社化したことで、いよいよ“首都圏のスーパー連合軍”が完成した感じだね!」
✅ “共同購買+物流統合”でコストを圧縮!
物価高・人件費高騰の中、U.S.M.Hが力を入れているのが「共同購買」と「共通物流網」!
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加工食品や日配品を中心に一括仕入れでコスト削減
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各社の物流センターを連携させて配送効率を向上
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情報システムや人事・総務部門も統合して間接費を削減
→ まさに“首都圏スーパーネットワーク”!
このモデルは、関西のイズミヤ+阪急オアシス連合(エイチ・ツー・オーリテイリング)に近いけど、
U.S.M.Hはイオングループ資本+地域連携という独自ポジションで強みを発揮しているんだ✨
✅ “デリカ×時短”で差別化を図る現場改革!
近年スーパー業界では「中食・惣菜」の伸びが顕著。
U.S.M.Hグループもここを徹底強化!
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カスミ×ローズコーポレーション連携で“半製造弁当”を共同開発
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いなげやは“惣菜開発チーム”を新設、「大阪王将監修」など話題商品を投入
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マルエツはUber Eats導入・電子棚札で効率化&利便性向上
→ つまり、“作りたて×便利×安い”の三拍子で地域住民をつかむ戦略!
(●ω●*)「人手不足の時代に“省力化と商品力”の両立を目指す姿勢、これは大事だね!」
✅ “生活インフラ型”スーパーとしての地域密着!
U.S.M.Hは単なる小売業ではなく、「地域と生きる企業」を掲げているのも特徴。
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フードバンクや移動スーパーで地域支援
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災害支援募金、自治体との包括連携協定も多数
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再エネ導入・省エネ設備で脱炭素にも貢献
→ “食を通じて地域に寄り添う”スタイルは、まさに生活インフラ企業!
同じ食品小売でも、オーケーや業務スーパーのように価格特化型ではなく、
「品質・利便・地域」をバランスさせるのがU.S.M.H流だよ(●ω●*)
✅ ⑤ 他社と比べたU.S.M.Hの立ち位置
| 企業 | 主力エリア | 強み | モデル | 財務健全性 |
|---|---|---|---|---|
| U.S.M.H | 首都圏 | グループ連携+PB+地域密着 | ホールディングス型(マルエツ・カスミ・いなげや) | ○(自己資本比率51.5%) |
| ライフコーポレーション | 関東・関西 | 生鮮+惣菜+都市型店舗 | 単独経営+自社開発強化 | ◎ |
| オーケー | 首都圏 | 価格競争力・EDLP戦略 | 倉庫型+徹底ローコスト | ○ |
| ヤオコー | 関東 | 中高所得層向け品質路線 | SPA型・自社開発商品中心 | ◎ |
| イオンリテール | 全国 | スケール・物流網 | 総合小売モデル | ◎ |
→ U.S.M.Hは「価格型」でも「高品質型」でもない、“地域最適型の中間モデル”!
→ 各地域に根差した店舗運営で“暮らしに寄り添うスーパー”を目指してるんだね!
④ 気になるポイント(●ω●;)
🔸 利益率の低さは依然として課題…
営業利益は1.7億円と黒字転換したものの、営業利益率0.03%程度と非常に薄い。
物価高・人件費・電気代のトリプル上昇で、コスト吸収がギリギリの状況。
→ 同業のヤオコー(営業利益率約3%)やライフ(約2.5%)に比べてもまだ低水準。
→ “統合効果の定着”と“コスト削減スピード”が今後の焦点。
(●ω●;)「増収しても利益がついてこないのはスーパー業界の宿命…だけど、改善の余地はまだあるね!」
🔸 統合に伴うシステム・人件費負担も重い
いなげや完全子会社化に伴い、システム統合・物流再構築など初期費用が発生。
→ 短期的には利益を圧迫するけど、中長期では効率化につながる見通し。
(●ω●*)「“成長投資の痛み”を乗り越えれば、後で楽になるパターン!」
🔸 価格競争の激化リスク
首都圏はオーケー・西友・サミットなど強力ライバルがひしめく超激戦区。
→ 特にオーケーの“毎日安い”戦略に顧客が流れやすい構造。
→ “品質×利便性”の両立で差別化しないと価格勝負に巻き込まれる。
🔸 構造改革には時間がかかる
バックオフィス統合や物流再編は即効性がない。
→ 今後1〜2年は「コスト増→黒字圧迫→徐々に効果発現」という流れになりそう。
(●ω●;)「焦らず、長期目線で見るのがポイントだね!」
🔸 再編シナジーの成果が鍵!
2026年3月予定の「マックスバリュ関東×ダイエー関東統合」で、
いよいよ“首都圏イオン勢の再集約”が完成する見込み!
→ この統合が成功すれば、購買力・物流効率・顧客基盤の全てでスケールアップ。
→ 逆に、現場混乱やブランド重複が長引くと効率化が遅れるリスクも…。
(●ω●´)「成功すれば“関東イオングループの中核”に化ける!ここが正念場!」
⑤ 配当・株主還元情報
| 区分 | 金額(円) | コメント |
|---|---|---|
| 2025年2月期 | 年間16円 | 据え置き |
| 2026年2月期(予) | 年間16円 | 配当維持予定 |
→ 増配はないけど、厳しい環境でも安定配当を維持してる点は評価できるね!(●ω●*)
⑥ 株主優待情報
【2月末・8月末】基準日
内容:株主優待券(100円割引)または選べる優待品(米・うどん・カレーなど)
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100株で割引券30枚 or 優待品(米2kgなど)
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1,000株以上で長期保有特典あり(米8kg・高級ドリンクなど)
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マルエツ・カスミ・マックスバリュ関東の店舗で利用OK!(1,000円ごとに1枚)
(●ω●*)「食に直結する優待!長期保有でグレードアップするのが嬉しいね!」
⑦ 株価・指標まとめ(2025年10月時点)
| 指標 | 数値 | コメント |
|---|---|---|
| 株価 | 869円 | |
| PER(予) | 141.6倍 | 利益水準がまだ低いため割高 |
| PBR(実) | 0.85倍 | 資産バリューで割安感あり |
| 配当利回り(予) | 1.84% | まずまず |
| ROE(実) | 0.46% | 収益性は課題 |
| 自己資本比率 | 53.1% | 財務は堅実 |
| 時価総額 | 約1,730億円 | 首都圏スーパー再編の中核企業 |
⑧ 投資タイプ別まとめ(●ω●*)
| 投資タイプ | パンダの評価 | コメント |
|---|---|---|
| 中長期ホルダー | ○ | 地域密着+安定配当で守りの投資に◎ |
| 成長株狙い | △ | 利益改善に時間がかかりそう |
| 配当・優待好き | ○ | 食品系優待が実用的&お得! |
| バリュー投資家 | △ | PBR0.8倍台で資産バリューあるが、perがねー |
| テンバガー狙い | × | 成熟業界。再編が進んでも爆発力は控えめ |
⑨ パンダの投資判断!(●ω●*)
こんな人におすすめ!
「安定配当で“食”に関する優待を楽しみたい!」
「地域密着型スーパーを応援したい!」
「イオン連合の再編で中長期の変化を見届けたい!」
✅ 結論:
「地味だけど堅実!“首都圏の生活インフラ”株」(●ω●*)
