こんにちは!
「わからないなりに真剣!」がモットーのパンダです!(●ω●*)
今回は 住友ベークライト(4203) の
2026年3月期 第2四半期決算(2025年11月4日発表) をチェックしたよ〜!
“半導体×医療×高機能プラスチック”という
地味に強い三本柱ビジネス の実力、しっかり見ていきます!(●ω●*)
① 住友ベークライトってどんな会社?(●ω●*)
住友ベークライトは、プラスチック成形材料のパイオニア企業。
いまの主力は大きく3つ!
-
半導体関連材料(封止材・基板材料など)
-
高機能プラスチック(自動車・産業用途など)
-
医療・診断・包装材などの生活関連製品
世界中のハイテク製品を影から支える“縁の下の力持ち企業”だよ!
(●ω●*)パンダの印象:
「派手さはないけど実は“技術でしっかり稼ぐ”実力派メーカー!」
② 最新決算レビュー(2026年3月期 第2四半期)
発表日:2025年11月4日
| 指標 | 実績 | 前年同期比 | パンダの一言 |
|---|---|---|---|
| 売上収益 | 1,565億円 | +2.2% | 半導体需要が好調! |
| 事業利益 | 171億円 | +8.2% | 高付加価値へシフト成功 |
| 営業利益 | 164億円 | +5.1% | コスト改善も寄与 |
| 税前利益 | 181億円 | +4.6% | 安定感バツグン |
| 親会社純利益 | 132億円 | +4.3% | 着実に積み上げ! |
| EPS | 151.65円 | +10.8% | 一株利益も成長! |
| 自己資本比率 | 69.8% | +0.2pt | 財務◎ |
(●ω●*)パンダの感想:
「半導体と医療関連が会社を引っ張り、全体は“静かな好決算”だね!」
③ パンダの注目ポイント(●ω●*)
✅ 半導体×医療×産業の“3本柱”が作る【強固なポートフォリオ】
住友ベークライトの特徴は、とにかく 「景気に強い領域」と「成長領域」 を絶妙にミックスしていること!
1)半導体関連材料(AIデータセンター・5G・車載向け)
2)医療・バイオ・診断薬(景気非連動のディフェンス領域)
3)高機能プラスチック(自動車・産業機械向けの基幹部品)
この3分野は景気サイクルの動き方が違うので、
ある分野が落ちても別の分野が支える“分散型の強さ”があるよ!
→ 三菱商事が“10事業の分散”なら、住友ベークライトは“3領域の質の高い分散”!
(●ω●*)「景気サイクルの山谷をならす“静かな安定企業”って感じ!」
✅ 世界でも珍しい“素材×医療×半導体の複合メーカー”
住友ベークライトは、いわゆる“総合素材メーカー”の中でも構造が特殊!
-
化学メーカーのように素材を作り
-
半導体メーカーのように電子材料を展開し
-
医療機器メーカーのように製品販売も行う
この“複合型メーカー”は国内でも数社しかなく、
同じ領域にフルで被ってくる直接競合がほぼいない のが強み。
→ 旭化成:医療は強いけど半導体材料は弱め
→ JSR:半導体材料は強いが、医療や産業は限定的
→ 三井化学:産業用途は強いが半導体は限定的
住友ベークライトは「電子・医療・産業の全部」をカバーする数少ない企業!
(●ω●´)「ニッチを3つ束ねて“総合力”にしてるのがすごい!」
✅ 半導体領域は“AIの追い風”でガチ成長
2025年度の半導体材料の伸びはすごいよ!
-
AIサーバー向けのパワーデバイス需要増
-
中国のモバイルやローカル半導体需要が強い
-
LαZシリーズなど高付加価値基板の採用が拡大
-
メモリ市況回復で感光性材料も増加
→ 高付加価値な材料に強いのは“値崩れしにくい”という大きなメリット!
他社比較:
-
JSR・信越化学:リソグラフィ材料など前工程が主戦場
-
住友ベークライト:封止材・基板材などの後工程で独自ポジション
→ 前工程より競争が激しくない“後工程での強さ”が差別化ポイント!
✅ 医療・診断領域は“景気に左右されない稼ぎ頭”
-
血液バッグ
-
栄養・治療に使うチューブ類
-
ステントグラフト
-
バイオ用フィルム
など、病院・製薬会社向けの製品は景気にほぼ関係ない!
売上は微増でも、利益は大幅増(+11.6%)。
これは“高付加価値品にシフトしてる証拠”。
(●ω●*)「半導体が波を作り、医療が守る。この組み合わせは強い!」
✅ 財務が鉄壁で“攻めの投資”ができる
-
自己資本比率 69.8%
-
現金・同等物 1120億円
-
有利子負債は少なめ
-
営業CFも超安定
→ 研究開発や設備投資を長期的に続けられる“体力”がある
競合の素材メーカーよりも財務の強さが1段上なんだよ!
④ 気になるポイント(●ω●;)
🔸 高機能プラスチック(自動車系)が弱点…世界の需要停滞が直撃
-
北米の自動車市場停滞
-
中国の産業向け需要減
-
米国の関税政策によるコスト増
このあたりは住友ベークライトがコントロールできない外部要因。
特にプラスチックは価格決定力が弱いので、原料高や景気悪化の影響を受けやすいよ。
他社比較:
-
三井化学・ダイセル → 自動車向けで同じく苦戦傾向
-
エンプラ系の海外勢(BASFなど) → 欧米景気に左右されやすい
(●ω●;)「“半導体と医療がなければ厳しかった”決算だったね。」
🔸 医療・診断領域でも北米市場は不採算撤退あり
北米で採算が合わず撤退した製品があり、その影響で売上は一部減少。
→ 医療領域は安定してるけど、“海外医療市場”は競争が激しく収益性の確保が難しい領域。
-
グローバル医療企業(BD、テルモなど)との競合
-
価格競争が激しい
-
政府医療制度に左右されやすい
(●ω●`)「製品は強いけど“海外戦略”にはまだ課題が残るね。」
🔸 半導体依存度の上昇=市況サイクルの影響も受ける体質に
今期は半導体が好調だけど、以下のリスクは常にあるよ:
-
在庫調整局面
-
AI向け需要の一服
-
半導体景気の循環
-
技術トレンド転換(封止材→新技術、基板の世代変化)
封止材・基板材の領域は、市況の変化により急に落ち込むこともあり得るんだ。
(●ω●;)「医療の“ディフェンス力”がなかったら、もっと業績はブレるはず。」
🔸 化学メーカーとしては“利益率が高すぎない”
住友ベークライトの営業利益率は 約10%弱。
半導体系メーカーよりは低く、素材メーカーとしては平均レベル。
他社比較:
-
信越化学:20〜30%
-
JSR:高利益体質
-
三井化学:住友ベークと同じく1桁後半が多い
→ 住友ベークライトは“中間”くらいの立ち位置
→ 素材事業の構造上、ここから大幅に利益率を伸ばすのは簡単ではない。
(●ω●;)「“安定利益”ではあるけど、“爆益企業”ではないんだよね。」
🔸 海外比率が高い=為替と地政学リスクが常につきまとう
-
円高:利益圧縮
-
中国需要減:売上直撃
-
米欧の規制:取引コスト増
-
地政学問題:サプライチェーン混乱
製造業としては避けられないけど、
“3事業を世界で展開する”という強さの裏返しでリスクでもあるよ。
⑤ 配当・株主還元情報
| 区分 | 配当金 | コメント |
|---|---|---|
| 2025年3月期実績 | 年間95円(45+50) | 記念配5円含む |
| 2026年3月期予想 | 年間105円(50+55) | 10円の増配! |
- 利回り2.0%
-
配当方針は“安定+成長”
-
記念配なしでも増配継続は好印象!
(●ω●*)「事業が堅いから配当も着実に伸ばしてくれるタイプだね!」
⑥ 株主優待情報
→ なし
住友ベークライトは株主優待を実施していない企業だよ!
⑦ 株価・指標まとめ(2025年11月時点)
| 指標 | 数値 | コメント |
|---|---|---|
| 株価 | 5,040円 | |
| PER(予) | 18.8倍 | 少し割高ゾーン |
| PBR(実) | 1.43倍 | 資産価値に対して妥当 |
| 配当利回り | 2.08% | 増配でまずまず! |
| ROE | 6.52% | 製造業としては平均 |
| ROA | 4.49% | 無借金系で安定 |
| 自己資本比率 | 69.6% | 超健全! |
| 時価総額 | 4,725億円 | 中堅グローバル製造業規模 |
⑧ 投資タイプ別まとめ(●ω●*)
| 投資タイプ | パンダの評価 | コメント |
|---|---|---|
| 中長期ホルダー | ◎ | 財務+事業基盤が強く安定成長向き |
| 成長株狙い | △ | 半導体は成長も、事業全体は成熟気味 |
| 配当好き | △ | 増配だが利回りは2%台 |
| バリュー投資家 | △ | PBR1.4倍で割高感は弱い |
| テンバガー狙い | × | 大企業で爆発的成長は見込みにくい |
⑨ パンダの投資判断!(●ω●*)
こんな人におすすめ!
-
「AI需要の恩恵を“安定企業”で取りたい!」
-
「財務が強くて倒れない会社がいい!」
-
「景気敏感すぎない製造業に投資したい!」
✅ パンダの結論
「“半導体×医療×産業”の三本柱で安定成長する実力派メーカー!」
AIブームの追い風は本物。
医療&生活関連のディフェンス力も強く、財務も優秀。
派手な急成長はなくても、
“守りながら長期で増える”タイプの優良株 だよ!(●ω●*)
